【感想】女王蜂『十』間違いなく最高傑作!!捧げた十字架と祈りの歌♰

音楽

こんにちは、藤佳です。

今回は女王蜂10周年記念最新アルバム『十』の感想を書いていきます。

女王蜂は今年で活動10周年

わたしも最近好きになったのですがこちらの記事も書きましたのでぜひご一読下さい。

そんな記念すべき十周年!

前作アルバム『Q』で最高傑作と言われてましたが、今回はそれを超える!いや、Qなしでは生まれなかった超・最高傑作だと思われますので、まだの方はQと一緒にぜひ聴いていただきたいっっっっっ!!!!

曲数も10というこだわり

上で述べたように女王蜂活動10周年ということもあってか、曲数が10なんです!

今確認したらQは9曲だったから、前回から意図があったのかなあ。

今回のアルバムはQと深い関わりがあるようなので、Qも聴いてからだとより深く楽しめるかと思います!

収録曲ごとの感想

ここからは一曲ずつ感想や気づいたことつらつら書きます。

聖戦

女王蜂 『聖戦(Holy War)』Official MV

映画『貞子』の主題歌になった聖戦がアルバムの1曲目を飾ります。

貞子のイメージから感じられる「呪い」とともに「祈り」の曲だと感じました。

「もう誰も信じられない」と「いつか笑える日が来るさ」という二面性の歌詞に、一縷の希望を見出せそうなそんな1曲です。

火炎

シングルで出たときと違うのはイントロの追加。

どろろの前期OPだったため琴や鼓の和の音色が印象的ですが、25秒ほど追加されててより曲に深みが増したように感じました!

はじめはゆらゆらとした小さな炎がごうごうと燃え盛り、終いには消えてしまう儚い炎の一生と自分の感情を歌った一曲です。

「ゆるやかに若さを溶かして」という歌詞がうまく炎と自分に例えられてて好き。

魔笛

こちらも初聴は和テイストな感じがした1曲。

口笛で始まるこの曲は2重になっててちょっと不穏な感じのする曲です。

が!!

一途な恋の曲。だと思ってます。

女王蜂とか獄門島一家も関連づいてるから横溝正史の「悪魔が来たりて笛を吹く」と関係あるかと思ったけど、なんにも関係ないです(笑)

女王蜂も別に横溝正史からとってるわけじゃないよ!

出勤中聴いていたんですが、とんでもなく歩く速さとどんぴしゃで聴いてて気持ちよくなります♡

超・催眠術

口笛続きで催眠術が始まります。

Qから恒例(?)の超シリーズ、かつての収録曲をリアレンジしてます。

前回アルバム『Q』収録曲『超・スリラ』ではだいぶポップに軽くなっていたのですが、『超・催眠術』はシングルの時と全然変わってないじゃーん・・・

と思いきや

聴いててここでくるか----!!となったのでシングルと聴き比べて聴いてください(笑)

先生

催眠術の‘眠‘繋がりで

「眠剤入りのコーヒーを飲んで」

という歌詞で始まる『先生』

童謡とかあそびうたを取り入れている曲が何曲かありまして、

アルバム『奇麗』の『折り鶴』➡七つの子

アルバム『孔雀』の『告げ口』&『あややこやや』➡先生に言いつける歌(悪態唄のジャンルの代表と言われているそうな)

今回の『先生』は結んで開いての曲がベースになってます。

上の2曲にも共通して、全て学校内の出来事がテーマなんですよね・・・

大人(先生)とこども(生徒)の恋愛曲、売春を彷彿とさせる切ない曲です。

女王蜂 『売春』(オフィシャルビデオ)

調べたところ結んで開いてはもともとフランスのオペラが原曲だそうな。

海外では讃美歌として定着しているようです。

これもある種二人の願いと祈りの曲ともいえるかなと思います。

歌詞には書いていない二人のセリフで曲をしめます。

Q.5

2:50に注目ーーーー!!

女王蜂 『Q』(Full Ver.)

曲の繋ぎが完璧すぎて『先生』が終わったのがわからなかったのですが、

はっ!!このイントロは!!!!

となるのが『Q.5』

読み方はたぶんキューテンゴもしくはQ point 5??

もう衝撃でしたね。

Q少年の続きの曲が今からくるぞっ!ていうイントロですよね。

たった57秒の曲なのですが涙がとまりません。

ヴァイオリンの音が一層泣かせにくる。

前述のQ少年とはなんぞや??

と思う方もいるでしょうが、前回のアルバム『Q』の表題曲で歌詞カードにも解説がありました。

これは一つの妄想、薔薇園アヴの深層心理に住みついた自らの物語を承認する他者としての少年的人格、Qを巡る現代詩とでも言おうか?

R・D・レインは自己のアイデンティティとは、「自分が何者であるか?」というQuestionに、自分自身がそれを語って聞かせる物語なんじゃないかと説明する。
それは全てが自分を納得させるからそれを真実として受け止める為にはどうしても絶対的な他者の承認が必要になる。
つまり自らのアイデンティティを維持するためには絶えず承認し肯定してくれる他者がいなければならないのだ。

担当ディレクターがアルバム「Q」について最高傑作だと確信する二,三の事柄、妄想編より

実在はしないんだけど、あるQの物語。
初回限定盤は歌詞がアヴちゃんの描き下ろし漫画になってます。

Qの歌詞カードから、時系列的には

Q(生い立ち)→アウトロダクション(家出)→雛市(辛い現実)→つづら折り (甘き死)

かなあと思ってたんですが、

Qのあとに『Q.5』、『十』はQ~雛市の集大成でつづら折りのあとかなあと感じました。

それか旧エヴァみたいなトゥルーエンド。

前半はQとアウトロダクション、後半は雛市。
物語が続いているんですよね。

十でやっぱり印象的なのは歌詞の端々にQと雛市の歌詞があって、Cメロに行く前の3つの歌詞が折り重なるところ。

しかも雛市のもともとの歌詞を歌ってるのがまたいい。これも歌詞カード載ってないので要チェック!!

十字架というワードもQの解説に出ていて、今回この『十』でQ少年が報われた気がしました。

こちらはQに載ってたアヴちゃん談です。↓

今の時代って、みんな誰かに何かを背負わせて、(それは宗教における)十字架だったり信仰であったりもするんだけど、その背負わせる為の入れ物としてのアニメだったりBLだったりするのかなと。
他人をエヴァにして乗り込んでる感がある。

亡霊のようにずっと心のどこかに父さんと母さんがいて、無理して入っていた入れ物からやっと抜け出して眠りにつけたのかな。

いい子守唄。

もうほんと泣く。

Serenade

セレナーデとは・・・

夕べ時に男の人が恋人の窓辺で歌う“愛の歌” だそうで(*´з`)

でも聴いてると全然恋愛っぽくない!?(笑)

歌詞にevil godと出てくるから・・・?
でもよくよく歌詞を見てみるとこれも一途に想った恋の歌のようです。

曲調はダンサブルで、80年代のディスコを思わせるような懐かしい感じがします。

HALF

QUEEN BEE – Baishun (French Subtitles)

『東京喰種:re』EDのHALF。
わたしもここからハマりました。

重い音と軽い音、飄々としている中で潔い。

聴いててスカッとする曲です。

アイデンティティとはなんだろう?
シングルのカップリングであるFLATもオススメ。

Introduction

前作アルバム『Q』ではアウトロダクションが1曲目という逆説的構造でしたが、今回introductionも同じような構造になってますね!!

どちらの曲もここから一歩踏み出そうと背中を押してくれる曲になってますが、こちらは一切過去を振り向かない(笑)

超前向きソング。

「 好きな人とキス  いつかRIP  だからLIP 」

という歌詞表記があって、よくよく聴いたら

RIP=rest in peace(冥福を祈る)

LIP=leave in peace(打ち捨てる。meが入るとほっといてという意味になるのでleave me in peaceかなあ)

さらにそのあとの黒白黄色の歌詞。

意味深に歌詞カードチューリップ(次ページは頭上に3色チューリップとアヴちゃん)なんですよねー。

チューリップの花言葉を調べました!!

黒=私を忘れてください
白=失われた愛→新しい恋
黄=望みのない恋、名声

ですってよ!奥さん!!(何

やだー、すごいチョイス。感激。

ちなみにその奥の虹色とのことでレインボーチューリップなるものがありました。

花言葉は

希望の架け橋

だそうです。

全部に共通するチューリップの花言葉は『思いやり』だそうで。

今回のアルバム曲全部にかかってそうだなあと感じました。

行く先はバラ色!!人生色々です。

6/11映画東京喰種Sの主題歌になったと情報がありました!!

映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』主題歌予告90秒 7月19日(金)全国公開

アニメに引き続き2回目の女王蜂タッグ。楽しみですね。

まとめ

以上曲ごとの感想でした!

ほんと全部いい曲ばかりで、女王蜂はすごいもん生み出したなと感心しております。

これからの女王蜂もどうなっていくのか、わくわくがとまらない!!

応援してます!

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